【投資のヒント】米国株投資 IT系の大御所IBMについて解説
こんにちは、投資の子です。今回は米国株のIBMについての「投資のヒント」「解説」ブログをお届けします。
米国株のIT系人気銘柄はGAFAやマイクロソフト・NVIDIAなどが急上昇していますが、
私はそれ以外の銘柄にも投資をしています。
それが今回するIBMです。
今回は私がなぜIBMに投資しているかお話ししようと思います。
私がIBMに投資する理由
この三点が私がIMBに投資する理由です。
では、IBMの直近の業績から見ていきましょう。
過去の業績
IBMの通期の業績推移を表にまとめました。
決算期 | 売上高(百万米ドル) | 営業利益(百万米ドル) |
---|---|---|
2016.12 | 79,919 | 12,330 |
2017.12 | 79,139 | 11,400 |
2018.12 | 79,591 | 11,342 |
2019.12 | 77,147 | 10,166 |
2020.12 | 73,620 | 4,637 |
2021.12 | 57,351 | 7,023 |
過去6年間の業績を見ると、右肩下がりの状況となっています。
強みを持っていたハードウェアからソフトウェア・
クラウドサービスに事業を転換する最中、
コロナショックで企業からの需要が不安定になったことも要因として
挙げられそうです。
GAFAなどの競合企業が台頭し、競争が激化していることも
利益減少の要素の一つです。
2021年不採算部門を分社化したことで、今後業績に影響があるかが注目されます。
直近の業績
2022年の業績と2023年以降の予想です。
決算期 | 売上高(百万米ドル) | 営業利益(百万米ドル) |
---|---|---|
2022.12 | 60,530 | 7,765 |
2023.12(予) | 62,231 | 10,614 |
2024.12(予) | 64,363 | 11,748 |
2022年は2021年に比べて好調な業績となりました。
コロナ禍で企業向けサービスやクラウド部門の売り上げが伸びたことや、
サーバーなどシステム部門の需要が増加しました。
次は私がIBMに投資する理由をお話しします。
私がIBMに投資する理由
高配当株である
IBMの配当実績は以下の通りです。
年間配当額 | $6.56 |
---|---|
配当支払い月 | 3,6,9,12月 |
連続増配年数 | 26年 |
米国株は、四半期ごとに配当金が支払われる企業が多いため、
3ヶ月に一度配当金を受け取ることができます。
現在の株価水準から考えると、配当利回りは5%前後となり、
米国株の中でもかなりの高い配当水準です。
株価は低迷しているものの、増配を続けているため、配当目的で長期保有するのであれば使いやすい銘柄です。
一方で増配率は年々低下傾向にもあるので、注意は必要です。
半導体に約三兆円規模の投資
IBMは2022年10月に、半導体、メインフレームコンピュータ、
量子コンピュータなどの分野で、今後10年間でニューヨーク州ハドソンバレーに
200億米ドルを投資すると発表しました。
また、IBMは日本の国産半導体企業のRapidus(ラピダス)とも
パートナーシップの締結をしており、今後技術供与、共同開発を行う
事になっています。
Rapidus(ラピダス)は国産半導体製造という将来性のある企業なので
私は今後に期待しています。
量子コンピューターの開発をしている
量子アルゴリズムの開発や量子コンピュータのアーキテクチャの研究などを行っています。
量子コンピュータはまだ実験室レベルでの開発のため
限定的なタスクしか処理できません。
将来的には、より高度な量子コンピュータが開発され、
現在のスーパーコンピューターよりもはるかに速い処理速度(9000兆倍)
を実現することが期待されています。
まとめ
IBMは長い歴史を持ち、常に技術とイノベーションのリーダーシップを発揮してきました。今でこそGAFAに抜かされてはいますが、技術のナレッジは他社にも劣らないと考えます。
また、IBMは米国内外で大規模な投資を行っています。
特に日本はIBMから前述した半導体と量子コンピューターの両方の技術を共同開発しています。
今後がアツいIBMに投資するのはいかがでしょうか?
これからも当ブログでは米国株をはじめ、投資に関するいろいろな情報を発信していきます。
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